科学研究費補助金 基盤研究(C)
日本語語順の柔軟性を考慮した係り受け解析技術の開発

研究期間:2016年度〜2018年度
課題番号:16K00300
研究代表者:大野 誠寛(OHNO TOMOHIRO)/名古屋大学・情報基盤センター・助教→東京電機大学・未来科学部・准教授


研究目的

本研究では、話し言葉や、即興で生成された書き言葉を入力とする言語アプリケーションのための基盤技術として、 読みにくい語順を持った文に対する高性能な係り受け解析器を開発する。その特徴は、語順と読点、 係り受けの相互関連性を考慮し、語順整序と読点挿入、係り受け解析を節ごとに同時実行する点にある。 具体的には、これまでに開発した「語順整序と係り受け解析の同時実行手法」を段階的に 拡張することにより、以下に示す3つの解析器を開発する。


研究計画


本研究は、平成28年度から平成30年度までの3年間で、話し言葉や、 即興で生成された書き言葉を入力とする言語アプリケーションのための基盤技術として、 読みにくい語順を持った文に対する高性能な係り受け解析器を開発する。 応募者のこれまでの研究成果を順次活用し、前述した解析器(1)~(3)を各年度で1つずつ開発する。

研究成果